更年期支援を仕事にしたい人が最初に迷う3つの判断ポイント

更年期支援を仕事として考え始めたとき、多くの人が、同じところで立ち止まります。

 

それは、知識が足りないからではありません。


「この場面で、どう考えればいいのか」


判断の基準がまだ整理されていないことが、多いからです。

 

私も、この仕事を始めたころ助産師の私が判断していいのはどこまでだろう?と立ち止まることがありました。

 

実は、この整理が付いた時に個人事業だったハイジアを助産院にすることの決心がつきました。

 

 

この記事では、更年期支援を仕事にしたい人が最初に迷いやすい3つのポイントを整理します。

医療につなぐべきかどうかの線引きに迷う

更年期の相談を受ける中で、多くの支援者が最初に迷うのが「これは医療につなぐべきかどうか」という判断です。

 

特に更年期症状は他の疾患の症状と重なることも多く「更年期によるものなのか」「他の病気かもしれない」と迷います。

 

体の不調、気分の落ち込み、眠れなさ、仕事の悩み。


それらは、生活の工夫で支えられる場合もあれば、医療のサポートが必要な場合もあります。

 

ただ、その境界はとても曖昧でわかりづらいものです。


更年期症状の場合は特に生活環境や家庭環境も影響していることから「ここから医療」ときっちりと線が引けるものでもありません。

 

そのため、「このまま話を聞いていていいのだろうか」「医療につなぐと言って、相手を不安にさせないだろうか」と、支援者側が戸惑ってしまうことがあります。

 

 

この迷いは、経験不足や能力不足によるものではありません。


判断の基準が言葉として整理されにくいだけなのです。

資格や知識があっても、仕事としての立ち位置が見えない

更年期支援を学ぼうとすると、まず資格や講座を探す方が多いと思います。

私も「更年期と加齢のヘルスケア学会」のメノポーズカウンセラーの資格を探し出し受講、取得しました。

しかし、資格を取り、知識を身につけ、実際に相談を受ける機会が増えてきた、それでも、「これを仕事と言っていいのだろうか」「どこまで関わるのが自分の役割なのだろうか」と、立ち位置が見えなくなることがあります。

資格や知識は、とても大切です。けれど、それだけでは実際の現場での判断や距離感までは教えてくれません。

私も更年期に関する知識や情報の提供だけではなく、医療との架け橋になることも必要だけどそこまで踏み込んでいいのだろうかと悩むこともありました。

 

仕事として続けていくためには、「自分は何を担い、何を担わないのか」その整理が必要になります。

役に立ちたい気持ちが強すぎて、支援者自身が疲れてしまう

更年期支援に関わろうとする人は、もともと「人の役に立ちたい」という思いを大切にしている方が多い分野です。

 

相手の話に共感し、つらさを理解しようとする姿勢は、支援において欠かせないものです。

 

一方で、どこまで関わるのかが整理されていないまま支援を続けると、支援者自身が知らないうちに疲れてしまうこともあります。

 

単純に症状の辛さだけでなく、その人の人生の中で抱えてきたことや、深刻な家族状況、誰にも支援が求められない環境を知ることで、こちらも

心がすり減ってしまうことが、あります。

 

どのように考えても限界に直面することもあります。

 

「自分がもっと何かできるのではないか」「この人を置いてきぼりにしていないか」

 

そんな思いが重なり、心身の負担になることも少なくありません。

 

 

支援を続けるためには、支援者自身を守る視点も欠かせません。


それは、冷たくなることではなく、長く関わるための大切な準備です。

まとめ|迷いが生じるのは、能力不足ではありません

更年期支援を仕事として始めるときに必要なのは、知識を増やすことだけではありません。

  • 医療との線引きをどう考えるか、自分の立ち位置をどう定めるか、どこまで関わるかをどう判断する

 

更年期支援を仕事として続けるためには、知識よりも「判断の基準」を整理することが重要です。

 

 

迷いが生じるのは、能力が足りないからではありません。


整理する順番を、まだ知らないだけです。

 

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